スマナサーラ長老の「無常の見方」を読みました

日常

この本は、夫が小屋暮らしを始めるきっかけになった本だそうです。

人をそこまで変えた本というのはどんな本だろうと興味を持ちました。

アルボムッレ・スマナサーラ「無常の見方」

この本は、仏教でいう「無常」とはどのようなものか、というのを書いた本です。

私は「無常」という概念があることは漠然と知っていましたが、仏教的な概念は全く知りませんでした。

今まで「無常」とはなんとなく「寂しい、悲しい、暗い」イメージでしたが、この本を読んで全く違う概念だということを思い知らされました。

そして、自分がいかに普段からあらゆる物事に執着していたのかを考えさせられました。

それが結果的に自分を苦しめるということも。

恥ずかしながら、「ブッダ(お釈迦様)」自体もあまり知りませんでしたが、誰よりも理論的な考えを持ったお方だったんだなと初めて知りました。

最後まで読んで、心が軽くなった気がします。

普段の生活の中で何か迷うことがあったら、この本に書いてあることを思い出したら答えが見出せると思います。

「もう一回最初から読みたい」と思えるバイブル的な本です。

スマナサーラ長老は他にも沢山執筆されている様ですので、機会があればそちらも読んでみたいと思います。

無常の見方―「聖なる真理」と「私」の幸福 (サンガ新書) 

生まれ落ちた瞬間から絶え間なく老いてゆくことが人生です。しかしその絶え間ない変化を、我々は見ません。物質も心も、一切の現象は一時的に成立しているにすぎません。存在は「無常」で成り立っています。何もかもが、瞬間瞬間違うのです。仏教では、物質は同じ速度で変化していくといいます。そしてすべての生命の心は、物質よりも速く、同じ速度で変化します。ブッダが発見した「無常」の本当の意味を明らかにして、日本人の無常観を根底から覆す、画期的名著。

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